「ゴーン・ガール」を見た。

はじめは「チェンジリング」な「アメリカン・ビューティー」? と思って見始めた。
瞬間的には「ショーシャンクの空に」でもあるなあ。共感できないけど。
「レボリューショナリーロード」や「八日目の蝉」でもあるんだよなあ。
きちがいなおばさんの話。

「マスメディアの勝手な報道に右往左往する」って点では「マッド・シティ」にも通じる。

まあでもエスカレートの仕方が異常すぎてリアルな話には感じられないかな…。

まあ「夫婦間ホラー」って点では島尾敏雄の「死の棘」とかも形式が近いかも?
日本ではこういう展開にはならないだろうなあ。日本は一夫一婦制度に対する意識とかも地域や世代によって違うし、何よりアメリカと違って、宗教的に確立された価値観ではないので。

結末としては
「頭おかしいでしょ」な話って点では「アメリカン・ビューティー」だし、「Mr.&Mrs. スミス」か。
「ステップフォード・ワイフ」にも似てるかもなあ。
つまり「アメリカの一夫一婦制の幻想には無理があり、それを維持しようとする狂気」なんだよねえ。
つまり、おかしいのはこの二人だけではなくて、「アメリカの倫理観もおかしいよね?」っていう結末。

チェンジリング

アメリカン・ビューティー

ショーシャンクの空に

レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで

八日目の蝉

マッド・シティ

島尾敏雄の「死の棘」
http://www.amazon.co.jp/dp/B00FW65LB0/

Mr.&Mrs. スミス
http://www.amazon.co.jp/dp/B0038OAORO/

ステップフォード・ワイフ
http://www.amazon.co.jp/dp/B00081U4IO/

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